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2018
11.12

人が宇宙へ行く理由 ①/③

Category: 未分類

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 宇宙飛行士である若田光一氏の手記(「倫風」より)に出会いました。次がその書き出しです。
 なぜ、われわれは宇宙へ行くのだろう。(中略)人間は、未知のものを既知にしたいという欲求、知的好奇心を持っている。つまり人類が未知の領域である宇宙を目指したのは必然だった。
 もっとも、好奇心を満たすためだけに、いくつもの国家が何兆円もお金を使って人類を宇宙に送り、大規模な宇宙ステーションを運用するわけがない。そこには明確な目的が存在する。

  この後、若田氏は宇宙開発の究極の目的を「人類が種としてこれからも存続すること」と前置きしながら、いくつかの例を挙げながら持論を展開していました。
 宇宙への興味や感心、憧れは多くの人に共通するものではないでしょうか。種子島宇宙センターから国産ロケットが発射される度にニュースとなり、国民からの注目度も高いものがあります。また、国際宇宙ステーションでの日本人宇宙飛行士の活躍も衆目を集めています。
 しかし、改めて「人間が宇宙に行く理由は何か」と問われたら、何と答えるでしょうか。まして、多額の国家予算を投入しての大事業です。ちなみに、国際宇宙ステーションにかかる経費で、2010年~2015年の間に日本が拠出したのは約2000億円だったと聞きます。(参考までにアメリカは約1兆8900億円)。
 若田氏は、宇宙での様々な科学実験を通して、その成果が医療や製造業にフィードバックされていると述べていました。少し専門的な話ではありましたが、平易に言うなら、無重力(微少重力)という環境の中だからこそ、地上ではできないような高品質な合金や精密な結晶の生成が可能であるとのことでした。また、骨量や筋力の減少に関する問題に対処するために自ら被験者となったことも明かしていました。いずれも、よく納得できるものでした。(以下、①/③につづく)
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※クリックすると拡大して見られます。
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