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2018
07.08

混沌の音③/③

Category: 未分類
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 禅には「無作妙用(むさみょうゆう)」という言葉があります。作為や計らいのないところに最高の働き、いわば「真理」の一端が現れているというほどの意味です。そこで、いつものように、勝手な推論です。
 -手作りの横笛による「混沌」なる響きこそ、「真理」の響きに近いと言えないか-
 この響きが、普遍的なものとして、万人に受け入れられるものであるかどうかは分かりません。しかし、「純正律」で演奏される音楽と比較すれば、作為が希薄であることは明らかです。

 ところで、教会などでよく見られるカリヨンと呼ばれる鐘があります。カリヨンは音階を持つ鐘です。よく似た楽器にハンドベルもありますが、これらによって奏でられる音楽は美しく、たいへん魅力的です。
 一方、日本で鐘といえば、お寺の梵鐘が思い浮かびます。梵鐘には、鐘の大きさによる音の高低はありますが音階はありません。というより、その響きの中に無段階の音階が包含されているのだと思います。いわば「混沌」の響きです。
 私は、カリヨンの音も好きなのですが、最近は、梵鐘の音にも魅力を感じるようになりました。やはり歳のせいでしょうか?
 白隠禅師(はくいんぜんじ)(江戸時代に活躍した臨済宗の高僧)は、遠くの寺で鳴る梵鐘の音を聴いて、「悟り」を開いたとも伝えられています。私も、それにあやかれるとよいのですが、まあとても無理だろうと思っています。 (〆)
  

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