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2018
05.29

化石の説法を聴く R ①/②

Category: 未分類
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 以前、NHKのラジオ放送を聴いていたとき、たいへん興味深い話に出会うことができました。それは、化石に関する研究結果をもとにした、次のような話でした。
 いのちを持つものの身体の99.9%は、死後、様々に変化をし、『他者のいのち』として使われていく…。化石として残るのは、0.01%に過ぎない…。
 原子や素粒子の世界で見ていけば、全てのいのちはつながっているということを言ったものだと受け止めました。もっとも、その意味では、他者には「無生物」のものも含まれるのではないかとも思うのですが…。
 いずれにしても仏教の世界観を特徴づける言葉としてよく引用される、『般若心経』の経文にある「色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜしき)」という言葉、あるいは、仏教の思想を説明するときによく使われる、「四大(しだい)の和合と離散」という言葉を補完する話として、たいへん興味深く受け止めました。
 「色即是空  空即是色」は、形あるものはしだいに姿を変え、やがては見えなくなるが、見えないものもやがて縁を得て形あるものとなって現れてくるということ、そして「四大の和合と離散」というのは「地・水・火・風」の4つが 宇宙を構成する根本要であり、すべてのものは、それらがついたり離れたりすることで形づくられるということです。
 そして、そのとき「役割」という言葉が頭を過ぎりました。つまり、私たち(あるいは私)は姿のない“何ものか”、いわゆるsomething great(サムシンググレート)から、今、たまたま人間という「役割」を与えられ、それを果たしている、あるいは戸籍上の名前を持つものとしての「役割」を与えられ、それを果たしているのではないかという思いです。
 また、その意味では、樹木や草花たちも、動物や昆虫たちも、そして魚や微生物たちも、『何ものか』によって、今、たまたまその「役割」を授けられ、その「役割」を懸命に演じていると言えるのかも知れません。それは無生物のものたちについていも言えるのだと思います。(以下、②/②につづく)
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