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2017
11.27

脳だけがまとめ役か ③/④

Category: 未分類

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 そのとき浮かんだのは、ユリのを開花させる力が、どこに由来しているかという子供じみた疑問でした。ユリは、仏花として生けられたものです。その環境が、ユリにとって最適な状態にあるとはとても思えません。固い蕾のまま枯れてしまったとしても、それまでのことです。ところが、見事に開花したのです。
 自然の中でユリの花が開花することに何の不思議もありません。そこには、光、水、温度など開花に必要な条件はすべて整っているはずです。栽培されたものなら適度な肥料も提供されていたはずです。ところが、仏壇の花立てにはそれらがありません。ユリに具わる固有の力は、何に由来するのか、改めて考えてみるとたいへん不思議なことです。
 そのとき私の脳裏に浮かんだのは次のような発想でした。それは、光、水、気温、肥料などとは別に存在する壮大な力ではないか…、私たちが認知や認識も理解もできないような絶対的な力ではないか…。
 そして、こんな感慨に浸っていると、その力は、私たちの五臓六腑を制御している力と同一のものではないかとの思いが頭を過ぎりました。友人の言葉を借りるなら「ここにも潜んでいる 目に見えない」もの、いわゆる“サムシンググレート[something great]“に源を持つ力です。

 ところで、このような私たちの「意識」を遙かに超えたところにある力を、何と呼んだらいいのでしょうか?言葉にも文字にもできないようなものに名前など付けようがないし、そもそも名前を付けることに意味があるのかとの声もあろうかと思います。しかし、古人は、敢えてそれを試み、そのことの意味を掘り下げ、味わおうとしたのではないでしょうか。
 誠に勝手な推測ではありますが、仏教にあっては、それを「仏」と呼び、信仰の対象として位置づけたのではないかと思います。またぞろ抹香臭い話が始まるのかと思われるかも知れませんが、しばらくお付き合いいただければ幸いです。(以下、④/④につづく)

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※クリックすると拡大して見られます。

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