2016
04.09

世界で一番貧しい大統領のスピーチ ①/④

Category: 未分類
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 以下は、ある実在の人物のスピーチの一部です。読者のみなさんは、このスピーチをどのように受け止められるでしょうか。
 ちなみに、これはその内容を意訳して子ども向けの表現に変えたものです(くさばよしみ編「世界で一番貧しい大統領のスピーチ」から抜粋)。
 
きょうの午後、ここでずっと話されていたことは、人類がこのさき地球の自然と調和しながら生きて行くにはどうしたらよいのか、そして世界から貧しさをなくすにはどうしたらよいかということでした。
 しかし、いっぽうで、わたしたちの頭には何がうかんでいるでしょうか。もっと豊かになって、ほしいものがどんどん手に入る、ゆうふくな社会を望んでいるのではないでしょうか。-中略-
 もっとはっきり言います。
 70億や80億の全人類が、いままでぜいたくの限りをつくしてきた西洋社会と同じように、ものを買ったりむだづかいできると思いますか。そんな原料が、いまのこの世界にあると思いますか。-中略-
 いまの文明は、わたしたちがつくったものです。わたしたちは、もっと便利でもっとよいものを手に入れようと、さまざまなものをつくってきました。おかげで、世の中はおどろくほど発展しました。
 しかし、それによって、ものをたくさん作って売ってお金をもうけ、もうけたお金でほしいものを買い、さらにもっとたくさんほしくなってもっと手に入れようとする、そんな社会を生み出しました。
 いまや、ものを売り買いする場所は世界に広がりました。わたしたちは、できるだけ安く作って、できるだけ高く売るために、どの国のどこの人々を利用したらいいだろうかと、世界をながめるようになりました。
 そんなしくみを、わたしたちはうまくつかいこなしているでしょうか。それとも、そんなしくみにおどらされているのでしょうか。-中略-
 人より豊かになるために、情けようしゃのない競争をくりひろげる世界にいながら、「心をひとつに、みんないっしょに」などという話ができるのでしょうか。だれもが持っているはずの、家族や友人や他人を思いやる気持ちは、どこにいってしまったのでしょうか。-中略-
 わたしたちが挑戦しなくてはならない壁は、とてつもなく巨大です。目の前にある危機は地球環境の危機ではなく、わたしたちの生き方の危機です。-中略- 水不足や環境の悪化が、いまある危機の原因ではないのです。ほんとうの原因は、わたしたちがめざしてきた幸せの中身にあるのです。見直さなくてはならないのは、私たち自身の生き方なのです。  -以下略-

(以下、②/④につづく)
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