2016
07.06

時間が経てば腹が減る②/④

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 ところで、先日、ラジオ放送で、興味深い話を聴きました。仏教関係者へのインタビューの中でのやりとりでした。概ね、次のような内容でした。
 時間が経てば腹が減る…。これは人間誰しも同じことだ…。そこに人間としての連帯感が生まれ、他者への思いやりの心も芽生えてくる…。実は、仏教が説いているのは、こんな単純なことなのではないだろうか…。
 少し大袈裟かも知れませんが、眼から鱗が落ちる思いでした。
 時間が経てば、誰でも腹が減ります。そして、それを満たすために食事をすれば満腹になります。その後、なにがしかの時間が経てば下腹が張ってきます。そこでやむなくトイレに行くわけですが、用を足してしまえば楽になります。
 同様に、一生懸命に働けば誰もが疲れて眠くなります。ところが、布団の中で何時間かの睡眠をとれば、その後は、爽快な気分となります(もっとも、これはよく眠られたときに限られますが)。
 言うまでもなく、これらのことは当たり前のことばかりです。人間なら、誰もに共通することであり、時代や社会、性別、年齢、国籍、文化、言葉、職業、貧富など一切無関係です。このことを踏まえ、人間という言葉(あるいは概念)を別な言葉(概念)で括るとしたら、さしずめ「地球人」ということにでもなるのでしょうか。
 このような発想をもとに、人間相互の一体感や連帯感、さらには思いやりや慈しみの心のことを論議するとしたら、あまりにも楽観的すぎるでしょうか。
 確かにそうかも知れません。現実がそんなに甘いものでないことは、よく理解しているつもりです。
 ただ、ますます混迷を深め、閉塞感を加速させる現代社会の様相を見るにつけ、今、私たちに欠けているのは、このような原初的かつ巨視的な発想や視点ではないかとの思いが募るのです。(以下、③/④につづく)

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