2016
02.13

「氷の島とねこ」」①/④

Category: 未分類
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 今回は、「氷の島とねこ」という絵本を紹介したいと思います。とある喫茶店で偶然に見つけた絵本でした。子供向けに制作された絵本ではありますが、考えさせられるところがあり、年齢も顧みることなく、即座に購読を決めました。
 次のような書き出しから始まります。
 ひろいひろい海に、氷の島がありました。
 氷の島は、遠くの緑の島を、いつもうらやましく おもっていました。
 花や木やどうぶつでいっぱい。
 たのしそうでいいなあ。
 氷の島には、なんにもありませんでしたから。
 
 夜がくると、空にはふるように星がまたたきます。
 となりあう星をみるたびに、氷の島はおもいました。
 あの星のひとつだったら、さみしくないのになあ。
 なにしろ氷の島は、まわりになんにもありませんでしたから。

 以下、その後のストーリーをあらすじで紹介します。
 ある日、大きなあらしが海を襲い、転覆した船から、1ぴきのねこが氷の島に流れ着きます。氷の島は、大喜びします。そして、ねこのために、さかなのすみかに移動したり、星座をさがしにいったり、オーロラをみにいったり、たのしい旅を続けます。氷の島は、ねこが楽しんでいる様子を見て、幸せに浸ります。
 ところが、氷の島に一つの不安が過ぎります。
「ねこが、みどりの島に行きたいといったらどうしよう?」
 そこで、氷の島は、みどりの島から遠く離れることを考えます。そして、何日かたってたどり着いたのは、北の海でした。
 ところが、寒さのため、ねこは動けなくなってしまいます。悲嘆に暮れた氷の島は、ねこを助けるために、温かい南の海へ戻ることを決意します。そして、全力で南の海を目指します。
 南の海に戻ったねこは息を吹き返します。それを見て、氷の島は安堵しますが、その体は、ガラス玉のようにちいさくなっていました。
 みどりの島の上で目をさましたねこは、氷の島がどこにもいないことに気づきます。そして、いつまでも泣き続けます。
 こうして、ラストシーンを迎えます。
 今でも時おり、ねこは氷の島と旅した夜空をみあげます。
 そこには、さいごにみた氷の島とそっくりなあおい星が、やさしくまたたいていました。

(以下、②/④につづく)
 
 
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