2014
07.17

「負けて得る勝利」①/②

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1672ec8d9dba8e67960ea2fbcdd15596.jpg [ジーコ元選手]

 サッカーワールドカップ・ブラジル大会が終了しました。今回の日本代表チームは、戦前の下馬評が高かっただけに、1勝もあげられずに予選敗退という結果には、落胆された読者も多かったと思います。
 そう言う私も、例外ではありません。日本国中の異様な盛り上がりに、改めて「たかがサッカー、されどサッカー」を実感するとともに、サッカーというスポーツの難しさ、奥深さを再認識するところとなりました。
 サッカーワールドカップと言えば、忘れることのできない逸話があります。『スポーツヒーロー物語』(監修 広瀬一郎)の中に収められている、元ブラジル代表のジーコ選手にまつわる話です。
 ご承知の読者が多いと思いますが、ジーコ選手は、ブラジル国内はもとより、ワールドカップなどで大活躍した、たいへん優秀な選手です。1991年には、来日し、鹿島アントラーズでプレーしました。また、2002年には、日本代表の監督に就任し、2006年には、日本代表チームをワールドカップ出場に導きました。次のような話です。


 1982年にスペインで行われたワールドカップの大会では、だれもがブラジルチームを優勝候補のナンバーワンにあげていました
 当時のブラジルチームには、ジーコ選手を中心にして、強い選手が揃っていて、今でも「サッカーの歴史の中で最高のチーム」と言われるほどの強いチームでした。
 ブラジルチームは予想どおりに勝ち上がり、準々決勝でイタリアと対戦することになりました。イタリアのチームも堅い守りで知られる強いチームでしたが、だれもがブラジルが勝つと信じていました。
 ところが、イタリアのチームには「殺し屋」というあだ名を持つジェンティーレという選手が、徹底的にジーコ選手をマークしました。反則すれすれの激しいタックルで何度もジーコ選手を倒し、ブラジルチームは思うようにプレーができませんでした。そして、試合が終わるとジーコ選手のユニフォームは、ビリビリになっていました。ジーコ選手に対する敵のタックルは、それほど激しいものだったのです。
 結局、ブラジルは2対3で負けてしまいました。
 その試合の後のことです。負けて落ち込んでいたブラジルの選手たちが、宿舎に帰ろうとしているイタリアチームのバスを見つけました。すると、何を思ったか、ジーコ選手が一人、イタリアチームのバスに乗り込みました。厳しくプレーを邪魔し続けたジェンティーレ選手と喧嘩が始まるのではないかと、両方のチームの選手たちの間に、一瞬、緊張が走りました。
以下、②/②につづく)

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