2015
07.12

「達磨にヒゲはない?」②/④

Category: 未分類
daruma2.jpg [白隠禅師の達磨図]

 独りよがりな解釈ではありますが、「達磨にヒゲがないのはなぜか?」という問いは、実は「ヒゲのない達磨とはいったい何か?」を問うものではないかと思うのです。ただし、この場合の達磨には、歴史上の人物としての達磨(正式には菩提達磨[ぼだいだるま]と呼ばれる)の他に、別の意味があることをおさえておく必要があります。
 達磨は、「ダルマ」と発音されますが、サンスクリット語では、「ダンマ」、あるいは、「ダーマ」と発音されるようです。そして、この言葉には「真理」、あるいは「法」などの意味があるようです。
 そこで、この禅問答ですが、考えを進めていくための手がかりとして、山田無文老師の言葉を紹介させていただきます。 

 達磨さんになぜヒゲがないか、いかにも矛盾したことを言われたようであるが、「般若心経」をご覧になると「無眼耳鼻舌身意」と書いてある。眼もなければ、耳もない、鼻もなければ舌もない、体もなければ意識もないと書かれている。皆さんは平気であれを読んでおられる…。それが納得できたら(達磨に)ヒゲがないというのも、納得していただけるはずである。
 無文老師によれば、眼も、耳も、鼻も、舌も、体も、意識もない達磨がいるということです。一体、何のことを言っているのでしょうか?もし仮にそのような達磨がいるとしたら、ヒゲがないのなどというのは当たり前のことになります。
 以下、このことをもう少し掘り下げてみたいと思います。(以下、③/④につづく)

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