2014
03.31

「二度の死」①/②

Category: 未分類
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 私事で恐縮ですが、母の一周忌が近づいてきました。そんな折、どこかで「人の死は二度ある」という言葉を聞いたことを思い出していました。
 言うまでもなく最初の死は、肉体的な死のことです。では二度目の死とは?それは、人の記憶から消え去ったときだというのです。
 生前、母を車に乗せ、あちこちによく出かけました。ドライブ好きな母でしたので、それが短い時間であっても、とても喜んでくれたものでした。
 そのためか、今、ドライブをするたびに母のことが思い出されます。母を乗せて走った道、途中で休憩した喫茶店や公園、そして、そこで交わした会話、そのときの母の表情や仕草など、自宅にいたときよりも鮮明に思い出されるから不思議です。
 そのとき母は、私の記憶の中に蘇っているのだと思うのです。いえ、その場所に「いる」のだと思います。それは、私だけに当てはまることではないでしょう。生前の母と関わった人が、母を思い出しているときには、母はそこに「いる」のだと思います。記憶の中には生きているということです。
 こんなふうに考えると、身勝手だとは思いつつも、子としては、周囲の人たちには、できるだけ長く母のことを覚えていて欲しいとも思うのですが、いずれは、それも叶わなくなります。何十年か先には、私も含め、母を知る人そのものが存在しなくなります。それとともに母についての記憶も完全に消滅します。そのときが、二度目の死ということになるわけです(ただし歴史上の人物はこれには当てはまりませんが…)。
 ただ、全く別な考え方も可能です。以前、仏教には「四大(しだい)」という考え方があることを紹介しました。「四大」とは、仏教で考えられている身体を構成する四つの基本要素のことです。具体的には、「地」「水」「火」「風」を指します。いわば元素のようなものです。仏教では、次のように説明されます。
(以下、当ブログ「地・水・火・風」から、一部を再掲します。)(
以下、②/②につづく)


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