2014
05.10

「リーダーの条件」③/⑥

Category: 未分類
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 どちらの王様ざるの行動にも、一長一短があります。赤い顔の王様ざる(以下、「赤い王様」とします)の評価できるところは、率先垂範にあるでしょう。くだものの試食を他の猿に任せるのではなく、自分自身で行っています。ところが、悲運にもその毒にあたり、一命を落としてしまいました。潔い態度という評価もできるかもしれません。しかし、「君子危うきに近寄らず」という諺もあるように、人の上に立つ者は、その行動を慎重にし、危険なところには近づくべきではないという考え方もあります。その意味では、赤い王様の行動は、リーダーとして軽率だったという批判もあるかと思います。
 一方、青い顔の王様ざる(以下、「青い王様」とします)はどうでしょう。食べるか、食べないかを、仲間の猿たちの意見を集めることで決めています。極めて民主的なやり方です。今風に解釈するなら、たいへん進んだ考えの持ち主です。ところが、その結果はどうだったかと言えば、仲間の猿たち全員を死なせることになってしまいました。仲間を守るというリーダーとしての最も大切な責任を果たせませんでした。
 以上のようなことから、どちらが優れたリーダーであるか、軽々に判断はできないように思います。
 ただ、そうは言っても、私は、赤い王様の行動が心から離れません。落命という運命を背負うことにはなりましたが、結果的には仲間のさるたちの命を守っています。(以下④/⑥につづく)

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